1981年に東日本GN総合優勝、4位という「史上空前」の成績を挙げて文句なしのクラウン賞を獲得したのを皮切りに、87年、90年もクラウン賞。十年間で三賞5回という圧倒的な存在感で「80年代最強」と称されたのが阿内文雄(益雄)鳩舎。「最高の鳩」を探究し続けた阿内文雄氏…

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◆阿内文雄鳩舎(元・茨城C連合会)プロフィール
昭和11年3月1日生まれ。73歳。レース歴35年。20歳の頃に戦後最大の銘鳩コレクター・荻島喜四郎鳩舎のハンドラーを務め、優れた鳩の特徴を徹底的に研究する。一旦は中断したものの、70年から弟の益雄氏と共に再開。益雄鳩舎名義での登録ながら、実際の鳩作りはすべて兄の文雄氏が担当した。81年に東日本GN総合優勝、4位の史上空前の成績でクラウン賞獲得。以後、兄弟は独立するも、87年クラウン賞、89年シルバー賞、90年クラウン賞、91年ゴールド賞等の実績で日本鳩界を代表するフライターとなる。その後、鳩で培った作出の方法論を闘鶏や柴犬への応用を試み、鳩レースからは一線を退く。 |
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◇阿内文雄(益雄)鳩舎の三賞獲得の歴史◇
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★1981年 |
クラウン賞 |
東日本GN8,867羽中総合優勝、4位の歴史的快挙 |
★1987年 |
クラウン賞 |
Rg500K7,073羽中5位、地区N700K4,405羽中2位 |
★1989年 |
シルバー賞 |
天塩CH総合優勝、東日本GN総合9、12位 |
★1990年 |
クラウン賞 |
Rg500K、地区N700K、東日本CH1000K、東日本GN1100Kでオール総合シングル入賞達成 |
★1991年 |
ゴールド賞 |
6地区GP総合優勝、平均入賞率全国1位 |
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◆阿内鳩舎・理想の鳩@
笹川賞号 77EE4741 BC ♂
阿内益雄鳩舎作翔
Rg6,069羽中総合14位、
地区N3,148羽中総合3位、
北関東地区笹川賞
直子/81年東日本GN総合優勝
父/75AA0390 BC 太田照男鳩舎作 地区N7,172羽中総合15位 兄・ダイヤモンドキング 76年東日本GN総合優勝
実兄(上記)の子・東日本GN総合優勝 東日本CH総合3位
母/ 76AA0991 BW 太田照男鳩舎作 9435の孫
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★笹川賞号の直系の活躍
直子/81年東日本GN8,867羽中総合優勝 6地区GP800K連盟優勝
地区合同600K総合優勝
孫 /福島Rg7,642羽中総合優勝
曾孫/90年地区N4地区総合優勝 6地区天塩CH2,009羽中総合優勝
地区ダービー600K1,267羽中総合優勝 東日本GN9,243羽中総合優勝
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◆阿内鳩舎・理想の鳩A
シオミ・プリンス号
89HB22796 B ♂
阿内益雄鳩舎作翔
90年東日本CH21,083羽中総合4位
父/ド・38 88HB31438 B 阿内作
妹・300K3,638羽中総合優勝
祖父/ジッターU 84VV6964 BC
松塚一宗鳩舎作 ジッター×ド・44号
祖母/85VH0736 BC 阿内作翔
85年秋北関東ダービー600K総合優勝
母/88HB25497 BCW 阿内作
祖父/孤船エキスポ 小松原勝一鳩舎作 85年1歳鳩にて東日本GN総合優勝
祖母/86HB11237 BCW 阿内作翔 Rg7,073羽中総合20位 東日本CH24,376羽中総合290位 |
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阿内文雄氏(左・兄)と益雄氏(弟)の
兄弟鳩舎として81年クラウン賞獲得! |