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 ■半世紀 Half a century 鳩と共に生きたある50年史− Vol.11

 

 解き放たれた、鳩レースへの情熱  矢口敏夫鳩舎(埼玉吉川連合会)

 半世紀に亘り、埼玉連盟の審査委員長、連盟長、協会の役員等、様々な役職をこなし、日本鳩界の近代化に力を注いできた矢口敏夫さん。しかし、その素顔は「鳩が好きで好きでたまらない」鳩少年そのものであった。役員の大役を終え、解き放たれた鳩への情熱は、07年の埼玉GP総合ワンツー等、レースの結果にも現れ始めている。世界的銘血によって練られた自系統を生かすために、創意工夫する充実した「今」の中に矢口敏夫さんの本質があった。

  ▲06年イルンN18位の異血種鳩の写真を手に

 
矢口敏夫鳩舎(埼玉吉川連合会)プロフィール

 1948年4月17日生。埼玉県三郷市在住。小学校2年の時に鳩の飼育をはじめ、1967年、19歳で日本鳩レース協会に入会。審査委員長を経て1992年、埼玉連盟長に就任し、9年間務める。自動入舎システムの導入やGPの連盟単独開催等、埼玉連盟の近代化を牽引した。協会では理事、専務理事、常任理事等を務めた。バンリール、フェルハイエを軸に世界の銘血導入でも知られ、1985年埼玉地区N万羽総合優勝、600K万羽総合2、3位。03年400K東地区総合優勝、05年JC総合5位、07年GP総合ワンツー、09年八郷国際鳩舎協会賞(会長賞)等の実績を持つ。
 
85年埼玉超A級
地区N700K11.616羽中
総合優勝
ローザ号
 84VE1084 BC ♀
   矢口敏夫鳩舎作翔

 バンリールのCH×自鳩舎作(レイモンドコブー×ケルペル) 同年のRg500Kでも18,069羽中総合15位に入賞した驚異のレーサーであったが、種鳩になった後、若くして亡くなってしまい直系は残っていないという。

 

人気クイズ番組『なるほど!ザ・ワールド』で、地区Nの所要時間のパネルを持って出演。左は荒井 巌さん。

 
矢口敏夫鳩舎の代表レーサー
(中央は代表種鳩ド・ツール ヘルハイエ作翔)
・ローザ 84VE0184 ♀  バンリール×コブー・ケルペル
 85年埼玉地区N11,616羽中総合優勝 85年埼玉 Rg18,069羽中総合15位 笹川銘鳩賞受賞
・モンティーン 03KA00115 ♀  バンリール×バンリール 
 03年埼玉東地区400K4,356羽中総合優勝 東地区・北地区6,485羽中最高分速
・シンプロン 04KA38902 ♀  バンリール×モイレマン 
 05年ジャパンカップ6,001羽中総合5位
・シャモニー 06KA07908 ♂  バンブロアン・バンリール×ヘルハイエ・009
 07年埼玉グランプリ1,477羽中総合優勝
・テンポイント 08KA07737 ♀ ヘルハイエ近親×マタイス
 09年八郷国際親善500K総合5位、八郷国際オリエンタルカップ700K総合5位
    八郷国際会長賞受賞
 
←07年埼玉GP総合ワンツーを祝して、鳩友と海外ゲストが集まり、「鳩をつかむ懇親会」が開かれた。






↓矢口鳩舎の埼玉GP総合優勝鳩が表紙になった、愛鳩の友08年2月号

←総合優勝鳩をつかむ鳩友のエミール・デニス氏と、血統書を興味深く眺めるバーテンブルフ氏

鳩が帰って来る方向を指差す矢口さん。空には飛行機雲が。

 

 
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