愛鳩サロン

愛鳩の友


 

植村貞二・日本鳩レース協会会長 訃報
 ………昨年11月六日午前11時22分、社団法人日本鳩レース協会会長の植村貞二氏が急逝した。同日の朝に植村氏は体調不良を訴え、救急病院に搬送された。しかし、手当ての甲斐なく、急性の心臓疾患により永眠された。享年65。
 数多の協会事業に携わり、日本鳩界の発展のために力を尽くした。
 また、植村氏は自ら率先して協会の鳩舎を掃除するなど、気さくで親しみやすい人柄であったという。
 植村氏のご冥福を祈り、慎んで哀悼の意を表します。

 
 ニッポンTODAY

年々隆盛を極めて/世界で最も美しい式典!
 2004年度「全国著名愛鳩家の集い」
 ………2004年11月20日、「全国著名愛鳩家の集い」が東京・椿山荘「オリオンの間」で開催された。世界最大のスケールを誇るピジョン・スポーツの式典をリポートする。

 ヨーロッパTODAY

2004年NPOボルドー優勝 ド・メーレン/ゼーラントのアールデン
 ………7月の第3週に行われたNPOボルドーで優勝をさらったのがコー・ファン・ドメーレンだった。2位に37メートル引き離しての圧勝である。さらに翌週、万羽のダックスNでも3位に入賞を収めた。昨年のダックスN優勝の従兄弟だ。父ビムから築き上げた実績のアールデン系が真夏の7月レースを制したのである。

 
02年・03年2年連続ナショナル・チャンピオン1位
  ベルギー最強 ヨス・トーネ/計り知れない実力を見る!
 ………ベルギー鳩界の偉大なる競翔家トーマス・ペータースの薫陶を受け、ヨス・トーネの豊かな才能は大きく花開く。今やバルセロナのスペシャリストとしても有名な強豪は02年、03年の2年連続Nチャンピオン一位を獲得した。
 
ベルギー長距離の辣腕 ジョージ・カチュー/総てが一つのラインに繋がる
 ………銘鳩“ド・リモージュ”の誕生はジョージ・カチューの大いなる飛躍を促した。銘血を駆使するプロフェッショナルで、一本気なまでの真摯な取り組みからベルギー長距離界の最前線を駆ける最強の飛び筋が作られた。
 
 注目!スペシャル分譲&オークション

ドイツ長距離界の王者 キップ父子のスペシャル分譲……バルセロナの王者・キップ父子のスペシャル分譲・35羽!

WPL・特別誌上オークション……入手困難な西日本各地の飛び筋導入のチャンス!

横地光彦鳩舎オークション厳選51羽……地区チャンピオン賞最多タイ12回受賞記念、横地スピード系・厳選の51羽!

朝田忠則鳩舎・特別オークション……近畿の古豪・朝田忠則鳩舎代表鳩直系をゲット!


大高 繁鳩舎・特別オークション30羽……大高 繁鳩舎誇る稀代の銘鳩“ビックイーグル04”直系特別オークション!

1月号限定! パワーアップオークション……東海の長距離活躍ライン&東坂東の飛び筋、樋口鳩舎のラピート系&徳島の超長距離系など、注目の銘血がズラリ!

 
 連載7 初心者のための健康講座 古田勝彦獣医師/医師
 ……前回は主翼についてお話しました。今回は脚と尾翼のチェックポイントについてお話します。協会の品評会基準では、脚については「尾翼、大腿部、脚は、体の全体と均整がとれていること」とだけ触れられています。脚は長からず、短からずなら良いということで余り重要視されていないようです。しかし、ヘルシーピジョンという概念からみた場合、眼や主翼と同様に重要な部分です。
 
 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.9
 ……輸入鳩の直子、孫を導入し、新たに作出した鳩を飛ばしているのでは成果は挙がらない。いっそのことヨーロッパの鳩を直接、日本で飛ばしてみてはどうだろう。在来系への盲信を抱き続ける多くの愛鳩家には理解し難い発想だった。奇抜なアイディアを実行に移した筆者にとって、結果は、“目からウロコ”となる。環境の異なる異国の地でレースを闘いながら輸入鳩はさっそく威力を示した。鳩の素晴らしさを実感すると共に、持ち前の閃きと熟考を重ねる中から生まれる論理展開で、筆者は着実に独自の作出セオリーを構築していく。
 
 特別企画・連載第14回「競翔50年」/
  98〜00年 「自動入舎システムの導入」
 ……様々な問題を抱えながらミレミアムイヤーを迎えた日本鳩界。来る21世紀を担い、個々の生活リズムを崩すことなく鳩レースを楽しめる自動入舎システムが登場する。
 
 わが想い出の名鳩たち ピジョンカルチャー連載第21回
   by 大田誠彦氏

 ……この連載で大田誠彦氏は世界の名鳩の想い出を述べてきた。最終回を迎えるにあたり、大田氏は「世界に誇る日本の名鳩」をテーマに選ばれた。戦後から今日までに誕生した数多の名鳩群から大田氏が厳選された12羽について今回は述べていただく。

☆愛鳩の友2004年12月号の紹介☆
2004年11月号の目次はこちら→
☆ニッポンTODAY

2004年度全日本優秀鳩舎賞/発表! 三賞に選ばれた8鳩舎の全レース成績
 ………全国の地区チャンピオン賞41鳩舎及び有資格鳩舎、推薦鳩舎の中から選出される全日本優秀鳩舎賞鳩舎。今年も第一次選考を経て、クラウン・ゴールド・シルバー各賞の受賞候補8鳩舎が決定した。
 選考された7鳩舎を50音順で以下に紹介しよう。今井雅之鳩舎(姫路連合会)、河原雅基鳩舎(ベイ東京連合会)、神田隆夫鳩舎(常南連合会)、高橋 昇鳩舎(埼玉連合会)、照山俊郎鳩舎(千原連合会)、中田幸雄鳩舎(埼玉南部連合会)、そして米倉勝弘鳩舎(下総連合会)である。
 1998年に創設されたブロンズ賞は、三賞に匹敵するエクセレントな成績を挙げた鳩舎に授けられるタイトルである。今年は早乙女節夫鳩舎(ニュー横浜連合会)が選出された。
 役者は揃った。いずれ勝るとも劣らない見事な成績を挙げた7人の三賞候補はネクスト・ステージへ向かう。この中で栄冠を手にするのは一体誰か。
 すべてが明らかとなるのは11月20日だ。第二選考会を経て、至高のタイトルであるクラウン賞が決定する。2004年、感動のフィナーレは間もなくだ!

今井雅之鳩舎
(姫路連合会)
河原雅基鳩舎
(ベイ東京連合会)
神田隆夫鳩舎
(常南連合会)
高橋 昇鳩舎
(埼玉連合会)
       
照山俊郎鳩舎
(千原連合会)
中田幸雄鳩舎
(埼玉南部連合会)
米倉勝弘鳩舎
(下総連合会)
早乙女節夫鳩舎
(ニュー横浜連合会)
ブロンズ賞
 

2004年度CH鳩発表/チャンピオン10羽、リザーブCH4羽誕!!
 ………2004年は舎外、及びレースの一時中断があり、長距離レースの開催を断念した団体が少なくない。しかしながら17羽もの申請があったのは喜ぶべきことである。中断にめげず、最後のレースまで飽くなきチャレンジを試みたフライターも数多く、チャンピオン鳩への申請へと至る。その心意気には、惜しみない賛辞を送りたい。

《G.CH グランドチャンピオン》 該当なし
《CH チャンピオン》 6羽
1. エースクイン号
02KA08794
奥住 豊鳩舎作翔 埼玉中央連合会
2. 00LB19103 DC 石井 昇鳩舎作翔 木更津連合会
3. 00LB19117 BC 石井 昇鳩舎作翔 木更津連合会
4. 01LB12218 石井 昇鳩舎作翔 木更津連合会
5. 96LC16547 BC 長島祐二鳩舎作翔 常総中央連合会
6. 01LC01333 渡辺 正鳩舎作出
長島祐二鳩舎使翔
常総中央連合会
7. GOOD MORNING号
01MA15026
宮内淑雅鳩舎作翔 東京一之江連合会
8. キャプテン号
01LL3395
BC 米井重行鳩舎作翔 柏辰支部
9. 00HF06791 BC 明才地俊夫鳩舎作翔 真岡連合会
10. 00HF36072 BC 森倉公二鳩舎作翔 栃木連合会
《R.CH リザーブチャンピオン》 6羽
1. 01KA30543 BC 奥住 豊鳩舎作翔 埼玉中央連合会
2. 00MK07335 DC 久保田広鳩舎作翔 三多摩連合会
3. 01NA30549 BC 矢島圭一郎鳩舎作翔 京浜横須賀連合会
4. 01KA40201 BCW 中田幸雄鳩舎作翔 埼玉南部連合会
 
☆ヨーロッパTODAY
バルセロナの軌跡/キング・オブ・キング キップの栄光
 ………キップ父子が国際レースでその名が知れわたるのが、84年のペルピナンINからである。ロング鳩舎への野望を内に秘めてから、最初の成果だった。長距離鳩舎に向けての模索から、ヤン・アールデン系への傾倒に走るさなか、親子はバルセロナ・キングとド・バルセロナを生み出す。
 
真骨頂を見る!/
  優れた種鳩作りで偉大なる鳩の銘血を繋ぐアントン&ルーシー・ファンデウェーゲン
 ………アドリアヌスからアントンへと父子二代にわたり引き継がれてきた。基礎鳩“オード・ドファーチェ”の銘血が連綿と流れるファンデウェーゲンの鳩は優れたレーサーとして活躍し、秀逸なるブリーダーとして新たなチャンピオンを誕生させてきた。
 
2004年ペルピナンN雌鳩部門優勝&BRD長距離エースP3位/
                   ドイツ長距離界の最強コンビ・ヘルボーツ&ヘラー鳩舎
 ………コンビを組んで7年になる。国際制覇を目指しドイツ長距離界を揺さぶってきたヘルボーツ&ヘラーが、今年のペルピナンINat.で最高の雌鳩を誕生させた。
 
☆ 注目!スペシャル分譲&オークション
恒例・世界の銘血が一堂に会す/オークション・イン・クラウン part2……日本各地区の強豪鳩舎が厳選した銘血を手にするチャンス!

キップ父子のレコードバード18羽/バルセロナの王者……キング・オブ・キングス キップ父子のレコード・ブリーダーを大放出!

サンバンサン スペシャルオークション……渡辺 正鳩舎が贈る最高分速の血を厳選!

12月号限定・パワーアップオークション……北陸長距離界の雄・柴田ゴードン系、小野口鳩舎のGN筋、中島鳩舎のフェルストラーテが勢揃い!

大谷モスキート・オークション……鳩一筋36年、「大谷モスキート系」で知られる大谷勝美鳩舎の厳選30羽!

飯田チャンピオン系 特別オークション……ラ・ステレーヌNのCHラインで会長賞4回受賞・平成のCH男・飯田芳弘鳩舎が贈る自信の銘血!
 
☆ 連載6 初心者のための健康講座 古田勝彦獣医師/医師
 ……協会の品評会基準では主翼について、主翼羽は左右各10枚、副翼は12枚なければならないと書かれていて、他には主翼と羽の形と大きさについて触れられています。 主翼羽は通常左右各十枚ありますが、時に11枚、ごくまれに12枚羽の鳩もいます。これらは一種の奇形と言えますが、飛翔能力や健康状態とは直接関係がないようです。主翼と羽の形や大きさも体質的なものです。
 品評会基準では羽毛の質について、主翼の羽軸は強靱で柔軟性に富むとありますが、これは、健康な鳩の必要条件になります。
 
☆ 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.8
 ……筆者が独自の交配セオリーを見出すまでには長い道のりがあった。今日でこそ輸入鳩への理解は深まり、多くの愛鳩家が主力に据えたり、自鳩舎ラインの充実を目指して手に入れるようになったが、一昔前の様相はかなり違っていた。輸入系を疎み、戦前からの在来系をベースに作り上げた鳩への執着が強かった。鳩は貨幣経済の中には入らず、強豪の多くは長年培ってきたものを金銭で評価されることに嫌悪感さえ覚え、安易に鳩を手放すこともしなかった。愛鳩家の心情を読みながら、苦労して一羽の鳩を手に入れる。優れた鳩作りを目指す筆者の導入の歴史はそこから始まっていた。
 
☆ 特別企画・連載第13回「競翔50年」/95−97  国際交流が進みINレースに沸く鳩界
 ……日本のグローバル化が進む中、鳩界では国と国との交流が活発になっていく。日本鳩レースでも国際親善を深めるために世界最大規模の国際鳩舎が完成した。
 
 わが想い出の名鳩たち ピジョンカルチャー連載第20回 by 大田誠彦氏

 ……「岩田系は日本が世界に誇れる唯一の名血である」と大田誠彦氏は述べる。1953年に岩田孝七氏が英米より導入された16羽の鳩を基礎とする岩田系は今日まで日本鳩界の頂点に君臨し続けている。この偉大なる名血の初期に誕生した名鳩の想い出を大田氏が語り始めた。

 
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