愛鳩サロン

愛鳩の友


 
 
 ニッポンTODAY
 

世界最大規模のピジョンエヴェント
総勢360名が集うビッグ・セレモニー「全国著名愛鳩家の集い」
               於・東京「椿山荘」11月14日(日)

 去る11月14日(日)、2010年度「全国著名愛鳩家の集い」が、東京・椿山荘オリオンの間で開催された。全国各地の地区CH賞鳩舎、特別団体賞鳩舎、ピジョンジャーナルクラブ認定審査員等、約360名の著名愛鳩家が参加し、鳩界を鼓舞した。三賞レースを制し、クラウン賞を獲得したのは、茨城の超新星・一文字ロフト。日本鳩界は新たな船出に出る。

 

クラウン史上最速の受賞!
2010年度全日本最優秀鳩舎賞“クラウン賞”は
鳩歴3年目の一文字ロフト(茨城東連合会)に決定!


  2009年度クラウン賞・新井 繁鳩舎(埼玉北辰連合会)から戴冠を受ける一文字ロフトロフトマネージャー・松平竜也氏。鳩歴3年目での受賞はクラウン賞史上最速!

 

クラウン受賞は一文字
        伝説の序章!

         クラウン賞
 
一文字ロフト
(茨城東連合会)
 見事日本一に輝いたのは、入賞率ナンバーワンをマークした一文字ロフト(茨城東連合会)。鳩歴3年目の同ロフトは、クラウン史上最速での受賞となる。
 そして場面は、パーティーのクライマックスシーン“戴冠の儀”へと移る。今回はゴールド賞受賞鳩舎として同じ壇上に立つ前年の覇者・新井繁氏の手によって、クラウン賞のシンボル“王冠”がロフトマネージャー・松平竜也氏の頭上に被せられた。
初受賞から3年で三冠
        ゴールド賞
新井 繁鳩舎(埼玉北辰連合会)
 前年のクラウン・新井 繁鳩舎が2010年も魅せた。万羽が集った春の埼玉Rgで自身初となる総合優勝を果たすと、ここから3戦連続で総合シングル入賞&中地区優勝。そしてファイナルの桜花賞でも総合一桁入賞かつ中地区も制し、パーフェクトに近い形で春シーズンをフィニッシュする。しかし地区Nが未曾有の難レースになってしまい、桜花賞の総参加羽数が例年と比べ激減。これが大きく影響し悔しくも入賞率は全国二番目に終わった。
 日本鳩界の頂点は逃したとはいえゴールド賞を受賞。そして3年連続三賞入りは“見事”の一言に尽きる。

GN総合一桁で大逆転!
        ゴールド賞
 
隈澤 剛鳩舎(船橋連合会)
 満を持しての三賞入りである。隈澤 剛鳩舎は、ヤンセン兄弟が誇るヨング・メルクスの孫“オードリヒテ・ラケットマン”を系源とする“隈澤ヤンセン系”を武器に千葉鳩界の第一線を走り続けてきた。
 2010年春、隈澤鳩舎は円熟の時を迎え、千葉Rgで総合3位を収めると、地区Nでも総合シングルに入賞。東日本GNでも勇躍し、総合8位入賞を果たした。
 隈澤ヤンセンバードの活躍により、入賞率は堂々の0・8台をマーク。全国で4番目の好数値である。入賞率はむろんのこと、GNでの総合シングル入りが審査委員の心を掴んだのだろう。隈澤鳩舎はワンランク上―ゴールド賞を獲得した。

鳩友との約束を果たす
      シルバー賞

田中利勝鳩舎(江東連合会)
 地区CH賞初受賞にしてシルバー賞受賞――。躍進のきっかけは鳩友・坂倉剛氏との約束にあった。地区CH賞を獲って椿山荘の壇上に立とう!
 2010年春、古豪・田中利勝鳩舎は、狙いをこの全国タイトル一本に絞った。そのため総合レースは規定三レースのみに参加。全レース入賞率0点台を叩き出し、見事目標を達成する。
 切れ味に加え、安定感を示した田中鳩舎。その視線は黄金以上の輝きへと向けられる

5年で4度の三賞受賞
         シルバー賞
 及川 茂鳩舎(新日本連合会)
今回、シルバー賞を受賞したことで若大将こと及川 茂鳩舎は5年間で実に4度目の三賞となった。大羽数の出ない東京中連盟において日本トップクラスの入賞率を叩き出すことは至難の業であることは言うまでもない。全国タイトルを狙う上で不利な状況―。しかし、いとも簡単に打破してしまうのは、それほど及川鳩舎のレーサーが優れていることに他ならない。

抱く夢は日本一!
       シルバー賞
 リバーサイドロフト
              (常総中央連合会)
リバーサイドロフトのオーナー・薄井定男氏は抜群の帰還率とアイディアに富んだ企画力で愛鳩家――委託者の心を掴んできた。そのため数ある委託鳩舎の中でもトップクラスの人気を誇るのはいわずもがな、である。07年にシルバー賞、翌年には鳩協日本最優秀鳩舎賞に輝いている。
 2010年もRgを入賞率0.7台でクリアし、続く地区Nで総合優勝。GPも連盟3位に入賞させるなど難なく消化し、ファイナルの関東3大長距離レースでは約150羽近くのレーサーを送り込み、自身最多となる56羽の帰還に成功した。結果、入賞率は0点台を叩き出し、見事シルバー賞に輝いた。

怒涛の勢いでシルバー
         シルバー賞
   神谷 中鳩舎
(尾張連合会)
 今西日本鳩界で最も勢いのあるフライターではなかろうか。西の横綱・東海連盟に属する神谷 中鳩舎は、レース歴8年と短いキャリアとは裏腹に手に入れたのは全国トップクラスのものばかりだ。07年に鳩協最優秀鳩舎賞を獲得すると翌年の08年にはシルバー賞を受賞する。09年も第17区トップの入賞率で地区CH賞を獲得。その勢いまさに“怒涛”である。
残すはクラウン賞のみ
         ブロンズ賞
 うさぎロフト
(水戸梅香連合会)
 体調不良で万全な体制で臨むことはできなかった、うさぎロフトのオーナー・大槻政明氏。鳩がオーナーの体調を気遣ってのことなのか、200K、300Kで連続優勝! 例年同様に序盤戦からトリが走ってくれた。自身が最も得意とするRgは、総合シングルこそ外すも1%内に5羽記録。続く地区Nでは総合3、4位とシングルに2羽叩き込み、ファイナルの桜花賞では総合トップ10内に2羽入賞する。入賞率も一点台を切り、またも全日本優秀鳩舎賞――ブロンズ賞を獲得した。

 

 

 

ニッポンTODAY

 

ベストの鳩で最高の成果
 2010年春北陸ブロックCH
          ぶっちぎり総合優勝
 土田修正鳩舎
  (北陸南連盟・金沢連合会)


 25年振り、2度目の北陸ブロックCH制覇にベテランフライター土田修正さんの心は躍った。期待のレーサーによる快挙は、超長距離GNをも射程に入れた究極の“夢”へといざなう新たなステップとなった。

 

  半世紀 Half a century
   “三日月系” 一筋に、唯一筋に……
    渡辺信男鳩舎(新潟連合会) Vol.1

 三日月系一筋に50年! 新潟鳩界の看板スターであり、リーダーである渡辺信男鳩舎の実績は数え上げることも難しい。福江GN総合優勝3回、総合優勝10回、新潟初の三賞であるシルバー賞受賞。新潟初のCH鳩認定…
 しかし、栄光と勝利の裏側には、運命的な出会いと別れの歴史があった。鳩への並々ならぬ情熱と愛―そして辿り着いた境地とは。新企画「ハーフアセンチュリー」。渡辺信男さんの半世紀に亘る鳩人生に迫る。

 

 

 

 
 ヨーロッパTODAY

アンドレの遺志を継承した二人の孫
 特集
  二人のファンブリアーナ
 パトリック・デルルー・ファンブリアーナ
 パスカル・ファンステンヒュース・ファンブリアーナ
 
 当日唯一羽帰り完全優勝2回、バルセロナIN2勝、そして同系統による3年連続バルセロナIN優勝――余人には到底なしえない数々の偉業はしかし、奇跡ではなかった。奇跡的なのは、ファンブリアーナ系そのものだ。その血は今なお孫たちのロフトで、奇跡的快挙の明確な根拠になるべく生き生きと脈打っている。


←アンドレ・ファンブリアーナ
1910年生まれ、1999年没。オードスティールが“全鳩の父”ならアンドレはさしずめ、“ベルギー鳩界の父”。生涯を鳩レースに捧げ、その振興を促した功労者でもある。
 
 
 
▼その他 連載記事
 
■連載60 及川シャンテリー系 偶然から生まれたスーパースター 及川 茂鳩舎
■連載49 アイキュウの輪 交友関係からみる意外な素顔 坂口好範さん
■連載17  鳩史に残る光陰 ザ・スーパー 千葉明夫さん
■連載37 TO PIGEON BEGINNER 鳩レースのイ・ロ・ハ 講師・内田雅士氏
 

☆愛鳩の友2010年12月号の紹介はこちら☆

2010年11月号の目次はこちら→
 
購入申込みへ
愛鳩サロントップへ戻る